このページでは、局所排気装置の導入を考えている人へ向けて、一般的な空気清浄機と局所排気装置の違いを紹介しています。それぞれの特徴や空気清浄機は局所排気装置の代わりになるのかなどもまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
一般的な空気清浄機は、ほこりや空気の汚れをキャッチして除去するものです。目に見えないような細かいほこりなども除去できますが、局所排気装置と比べると有害物質を排出しきれないなど、その能力はやや低いといえるでしょう。
局所排気装置は、工場などで発生する有害物質を屋外に排出する装置のことです。有害物質の発生源にフードを設置し、常時吸引が可能な気流をつくることで、有害物質が室内にまん延する前に排出します。
また、有害物質が屋外にそのまま排出されないよう、ダクトに集じん機と排ガス処理装置のほかに空気清浄装置を設けるのが一般的。なお、局所排気装置の構造は厚生労働省令を遵守する必要があるため、実績豊富で専門的な技術力を持った業者に設置を依頼するのがおすすめです。
結論からお伝えすると、空気清浄機は局所排気装置の代わりとして使用できません。なぜなら、空気清浄機はあくまでも室内の臭いやある程度のほこり、空気の汚れくらいしか排出できないからです。局所排気装置はより細かいほこりや有害物質の排出を目的として設置されるので、空気清浄機では能力不足です。
また、法令で決められた有害物質を取り扱う場合、局所排気装置の設置が義務付けられており、そもそも空気清浄機はその役割を果たせません。
空気清浄機と局所排気装置はどちらも作業環境を良好にするというメリットがありますが、排出する対象が異なります。また、有害物質を扱う場合における設置義務の有無にも違いがあり、空気清浄機を局所排気装置の代用として使うのは不可能です。
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それぞれ排気装置の設置場所が違えば、機器の導入の際に検討するべきポイントも変わってきます。ここでは「製造現場」「研究現場」「塗装現場」それぞれの設置場所に合わせて、排気装置メーカー3社をご紹介します。
導入を考えている場所と排気装置の特徴を見比べて、自社に合った排気装置選びの参考になさってください。