ここでは、石綿飛散防止対策における排気装置の役割や排気装置の製品例を紹介します。
大気汚染防止法に基づいて、特定建築材料が使用されている建築物等の解体や改造、補修作業を行う際には、石綿飛散防止対策が義務付けられています。これは作業者のアスベストばく露防止を目的としています。
石綿を飛散させる原因となる建築材料(特定建築材料)を使用している建築物、もしくは工作物を解体・改造・補修作業はすべて対象です。
特定建築材料は、吹付け石綿や石綿を含有している断熱材、そして保温材及び耐火被覆材、石綿含有成型板、石綿含有仕上塗材などのことです。
以下が、特定建築材料に該当する建築材料の例です。
参照元:環境省(https://www.env.go.jp/air/asbestos/litter_ctrl/)
石綿飛散防止対策を実施するためには、排気装置が大きな役割を果たします。大気汚染防止法でも、特定建築材料が使用されている建築物等の解体・改造・補修作業時は、集じん・排気装置の設置は義務付けられています。
排気装置を使用することで、隔離された作業場内の空気が交換され、石綿濃度を低減させる働きがあります。また作業場内を常に負圧に保つことで、汚染された空気は外に逃がさない、というような効果も期待できます。
石綿飛散防止対策に活用できる排気装置として販売されている製品は数多くありますが、大事なのはしっかりと基準を満たす性能であるかどうかです。
負圧集塵機として取り扱っているサンワ・リノテック株式会社の排気装置は、100Vでも56㎡/分の大風量を叶えています。
またkanamotoは取り扱う石綿飛散防止対策形 集塵・排気装置は、フィルタユニットとファンユニットが分割できるため、運搬時の作業者負担を軽減し、人手による移動を可能としています。
どのような作業環境であるかを踏まえ、適した排気装置を見つけましょう。
石綿飛散防止対策は、大気汚染防止法で義務づけられています。排気装置の使用も義務とされているため、石綿飛散防止対策に適合する排気装置を設置しましょう。
当サイトではおすすめの設置業者をまとめているので、そちらも参考にしてみてください。
それぞれ排気装置の設置場所が違えば、機器の導入の際に検討するべきポイントも変わってきます。ここでは「製造現場」「研究現場」「塗装現場」それぞれの設置場所に合わせて、排気装置メーカー3社をご紹介します。
導入を考えている場所と排気装置の特徴を見比べて、自社に合った排気装置選びの参考になさってください。