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エアロゾルに対応した排気装置とは

空気中にはさまざまな物質が含まれています。環境によっては健康被害を及ぼす可能性のある物質も浮遊しており、物質の性質に合った排気装置選ぶことが大切です。

ここでは、エアロゾルの人体への影響と、エアロゾルに対応した排気装置を紹介します。

エアロゾルとは

「エアロゾル」とは、空気中に100μm以下の粒子が飛散・浮遊している状態を指す言葉です。

エアロゾルの中には微細な固体や液体の粒子などが含まれ、花粉・胞子・砂じんといった自然由来の物質のほかに、人工物から出たホコリや粉じん、その他の物質が含まれています。

人体に健康被害をもたらす物質として、ガス状の物質が反応によって粒子に転換した「二次粒子」や、物質の燃焼によって発生する「ばい煙」が含まれることあり、有害物質を排出する場所では空気を清浄化する排気装置が必要です。

粒子の中で0.1μm以下のサイズは高性能なフィルターを使っても取り除きにくいとされる「ナノ粒子」と呼ばれ、環境や人体にさまざまな被害をもたらす可能性が指摘されています。

参照元:日本薬学会環境・衛生部会「ナノ粒子について」(https://bukai.pharm.or.jp/bukai_kanei/topics/topics04.html

エアロゾルが人体に与える影響

エアロゾルには、粒子のサイズが大きく捕集が容易に行えるものから、ナノ粒子と呼ばれる捕集が難しいものまでが含まれています。

捕集された物質は空気中から取り除かれるため人体への影響リスクは軽減されますが、サイズが小さなエアロゾルはさまざまな健康被害をもたらします。

エアロゾルによって考えられる影響は次のとおりです。

エアロゾル粒子のうち、捕集されていないものはその場にいる作業者などの呼吸器から体内に入り、じん肺や気道炎などの障害を引き起こすことがあります。

エアロゾルに含まれる物質がアレルゲンとして認識されるとアレルギーを引き起こし、物質によっては中毒症状や発ガン、肺などの臓器への影響もリスクとなります。

エアロゾルに対応した排気装置の事例

微粒子集塵排気装置

引用元:アイリス株式会社公式HP
https://www.iris21.co.jp/wp/wp-content/uploads/cf2753d66eebe57a70180d82a3165729.pdf

0.15μmまたは0.3μmの粒子を99.97%捕集する集塵フィルターを搭載し、有害物質や放射性物質を含む粉じんを捕集する排気装置です。

軽量・コンパクト・可搬型で、低騒音かつ低振動。キャスター付きで、本体を手軽に移動できます。

省スペース型排気装置

引用元:株式会社アコー公式HP
https://www.acokk.co.jp/special/ja/

バグフィルター式よりもコンパクトで省スペースな湿式タイプの集塵機です。

水を使って粉じんを捕集する湿式のため、粉じん爆発や集塵機火災のリスクを減らします。カスタムメイド設計に対応し、可動式や設置スペースに合わせたサイズの設計・提案が可能です。

まとめ

エアロゾルにはさまざまな物質が含まれており、肺などの臓器に被害を与える有害物質には特に注意が必要です。

作業環境の清浄化と健康被害防止のために、高精度なフィルターを搭載した集塵機や、捕集したパーティクルを飛散させない湿式集塵機の導入を検討してみてはいかがでしょうか。

当サイトではおすすめの設置業者をまとめているので、そちらも参考にしてみてください。

【設置場所別】
対応範囲が広い「排気装置」
メーカー3選

それぞれ排気装置の設置場所が違えば、機器の導入の際に検討するべきポイントも変わってきます。ここでは「製造現場」「研究現場」「塗装現場」それぞれの設置場所に合わせて、排気装置メーカー3社をご紹介します。
導入を考えている場所と排気装置の特徴を見比べて、自社に合った排気装置選びの参考になさってください

製造現場など
工場の環境整備空点検まで
全てお任せできる対応範囲の広さ
三陽保安産業
製造現場に強い理由
  • 装置の導入だけでなく工場全体の
    排気環境を整備
  • 新設時に必要な書類提出・自主検査
    まで代行

三陽保安産業の
公式HPを見る

研究現場など
ラボ環境の構想やコスト削減も
まとめて相談できる対応範囲の広さ
ダルトン
研究現場に強い理由
  • 清潔さが求められる研究機関の
    製品展開に特化
  • VAVシステムやクリーンブースも用意

ダルトンの
公式HPを見る

塗装現場など
様々なタイプの塗装ブースを国内外
問わず依頼できる対応範囲の広さ
アネスト岩田
塗装現場に強い理由
  • ベンチュリブース・特殊ブース
    など複数種類のブースを用意
  • 日本のみならず世界22カ国に
    営業所あり

アネスト岩田の
公式HPを見る

※選定基準:2022年2月調査時点で、「排気装置」とGoogle検索した際にヒットしたポータルサイト(※)に掲載されていた「粉塵や有害物質の排出を目的とした排気装置・集塵機」を取り扱っている22社のうち
①取り扱う排気装置・対応している換気の種類が豊富&導入からサポートまで行う「対応範囲が広い」会社
②排気装置以外の製品の取り扱いや環境全体の構想まで行う「対応範囲が広い」会社
③国内のみならず、海外に複数拠点を持つ「対応範囲が広い」会社 を選定しました。
※参照元:イプロス(https://www.ipros.jp/cg1/排気装置/)
※参照元:メトリー(https://metoree.com/categories/5056/)