排気装置の駆動方式には、直接駆動や間接駆動の2種類があります。どちらのタイプを選ぶべきか迷っている方に向けて、排気装置の駆動方式について解説します。駆動方式の選び方もまとめてありますので、ぜひ参考にしてください。
排気装置の駆動方式とは、ファンやブロワを駆動して排気を行うための動力伝達方式を指します。大きく分けて、直接駆動(モーター直結)と間接駆動(ベルトやカップリングなど)の2つがあります。
直接駆動方式の排気装置は、モーターの回転軸にファンの軸を直接つなげます。モーターの回転がダイレクトにファンに伝達されるため、エネルギー損失が少ないことやシンプルな構造で故障しにくい点が特徴です。排気装置を高効率で稼働させたい場合に向いています。
一方で速度が固定されているため、基本的に回転数の調整ができません。
間接駆動方式の排気装置は、ベルトやカップリングを介して動力を伝えます。プーリー(動力源から他の機械に動力を伝えるための部品)を交換して、回転数を柔軟に調整できるのが特徴です。用途や負荷に応じて回転数を変えたい場合に適しています。
ただし動力を伝えるベルトやカップリングが摩耗・劣化していくため、定期的に点検や交換をしなければなりません。
排気装置の駆動方式は、排気装置のサイズや設置環境に応じて選ぶことが重要です。スペースに余裕がない場合や比較的小型の排気装置には、構造がシンプルで省スペースな直接駆動方式が適しています。
一方で、大風量や高圧力が必要な大型の排気装置には、プーリーやベルトを使って回転数を柔軟に調整できる間接駆動方式が適しています。
したがって、使用環境や要求性能に応じて適した方式を選定することが重要です。
性能面で何を重視するのかによっても、選ぶべき駆動方式が変わります。例えば回転損失が少ないことを重視したいのであれば直接駆動方式が向いていますが、回転数の調節が必要な場合は間接駆動方式を選びましょう。
さらに直接駆動方式はベルトが不要なため、摩耗音や振動が発生せず、間接駆動方式に比べて騒音を抑制できます。
特に人手不足に悩んでいる会社では定期的な点検・修理が難しい場合がありますので、メンテナンス性も確認しておく必要があります。
メンテナンス性の高さを重視したい場合は、シンプルな作りである直接駆動方式が向いています。間接駆動方式と異なりベルトやカップリングがないので、点検項目が少なく、維持もしやすいためです。
間接駆動方式の場合は、必要に応じてベルトやカップリングを交換しなければなりません。排気装置を導入する際には、メンテナンスの頻度や内容も検討しましょう。
排気装置の駆動方式は、大きく分けると「直接駆動方式」と「間接駆動方式」の2つです。それぞれに異なる特性があるため、用途や条件に応じて適した駆動方式を選びましょう。基本的に必要なスペースやメンテナンスコストは間接駆動方式のほうが大きいので、作業現場の状況を確認しておくことが重要です。
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それぞれ排気装置の設置場所が違えば、機器の導入の際に検討するべきポイントも変わってきます。ここでは「製造現場」「研究現場」「塗装現場」それぞれの設置場所に合わせて、排気装置メーカー3社をご紹介します。
導入を考えている場所と排気装置の特徴を見比べて、自社に合った排気装置選びの参考になさってください。