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排気装置の点検に必要な資格はある?

排気装置の点検には特別な資格が必要なのか?排気装置の設置を検討している方は、ぜひこちらの記事をチェックしてみてください。

点検に関する資格はないが研修がある

排気装置を点検する担当者は、特別な資格は不要です。ただし、研修を受けなければなりません。研修名は「局所排気装置等定期自主検査者研修コース」です。労働安全衛生法第45条、有機溶剤中毒予防規則といった法令で定められています。

事業者は排気装置を1年以内ごとに1回、定期的に自主検査をしなければならないと、定期自主検査指針で示されているのです。局所排気装置等定期自主検査者研修は、学科と実技で構成されています。学科では労働安全一般の関連法令、局所排気装置やプッシュプル型換気装置、除じん装置など、実技では、ファンやダクトの検査技術を学びます。

研修の受講ができる人

局所排気装置等定期自主検査者研修は、誰もが無条件に受けられるものではなく、受講要件があります。

上記からわかるように、研修を受けるには理系の高等学校やそれ以上を、卒業後、局所排気装置、プッシュプル型換気装置、除じん装置、空調設備若しくはこれらに準ずる装置の設計又は検査の実務経験が求められます。

特定化学物質等作業主任者、石綿作業主任者、鉛作業主任者又は有機溶剤作業主任者の資格を持っている方も、当該作業に1年以上の経験が求められます。

研修期間と定員

研修期間は3日間で定員は20名です。開催日程ですが、直近の2023年7月3日(月)~5日(水)はすでに満員。次の予定は52回目の2024年2月7日(水)~9日(金)で募集しています。研修修了後に、研修者には修了証が交付されます。

受講料

84,700円(テキスト代、消費税含む。)

研修の教科内容

研修の教科内容は、労働衛生一般、労働衛生関係法令、局所排気装置及びプッシュプル型換気装置、除じん装置、検査で使う測定器の知識について学びます。他に、局所排気装置及びプッシュプル型換気装置や除じん装置の定期自主検査指針も含まれます。

実技は、フード、ダクト及び吸排気の能力、ファン及び電動機、ろ過式除じん装置、その他の除じん装置に関する検査方法が教科内容です。上記の学科、実技内容を3日間で学びます。ただし、教科日程は都合で一部変更される場合があるため注意してください。

まとめ

排気装置を点検するだけなら、特別な資格は不要です。ただし、自主点検をする場合、局所排気装置等定期自主検査者研修コースを受け、検査担当者として必要な知識や技術を身につけなければなりません。

また、局所排気装置、プッシュプル型換気装置及び除じん装置等は1年以内ごと、1回、定期的な自主検査が義務付けられています。局所排気装置の設置を検討している方は、検査者も必要という点も把握した上で、選定してください。こちらのサイトでは、局所排気装置の設置業者をご紹介しています。

情報参照元:中央労働災害防止協会_局所排気装置等定期自主検査者研修コース

排気装置・集塵機の
主要メーカーリストを見る

【設置場所別】
対応範囲が広い「排気装置」
メーカー3選

それぞれ排気装置の設置場所が違えば、機器の導入の際に検討するべきポイントも変わってきます。ここでは「製造現場」「研究現場」「塗装現場」それぞれの設置場所に合わせて、排気装置メーカー3社をご紹介します。
導入を考えている場所と排気装置の特徴を見比べて、自社に合った排気装置選びの参考になさってください

製造現場など
工場の環境整備空点検まで
全てお任せできる対応範囲の広さ
三陽保安産業
製造現場に強い理由
  • 装置の導入だけでなく工場全体の
    排気環境を整備
  • 新設時に必要な書類提出・自主検査
    まで代行

三陽保安産業の
公式HPを見る

研究現場など
ラボ環境の構想やコスト削減も
まとめて相談できる対応範囲の広さ
ダルトン
研究現場に強い理由
  • 清潔さが求められる研究機関の
    製品展開に特化
  • VAVシステムやクリーンブースも用意

ダルトンの
公式HPを見る

塗装現場など
様々なタイプの塗装ブースを国内外
問わず依頼できる対応範囲の広さ
アネスト岩田
塗装現場に強い理由
  • ベンチュリブース・特殊ブース
    など複数種類のブースを用意
  • 日本のみならず世界22カ国に
    営業所あり

アネスト岩田の
公式HPを見る

※選定基準:2022年2月調査時点で、「排気装置」とGoogle検索した際にヒットしたポータルサイト(※)に掲載されていた「粉塵や有害物質の排出を目的とした排気装置・集塵機」を取り扱っている22社のうち
①取り扱う排気装置・対応している換気の種類が豊富&導入からサポートまで行う「対応範囲が広い」会社
②排気装置以外の製品の取り扱いや環境全体の構想まで行う「対応範囲が広い」会社
③国内のみならず、海外に複数拠点を持つ「対応範囲が広い」会社 を選定しました。
※参照元:イプロス(https://www.ipros.jp/cg1/排気装置/)
※参照元:メトリー(https://metoree.com/categories/5056/)