排気装置の振動が気になる場合は、モーターやファンに加え、ダクトやブロワも振動の原因となる可能性があります。そこで本記事では、排気装置から振動が発生する仕組みや防振対策について解説します。
回転軸の故障が、モーター・ファンの振動が大きくなる主な原因です。排気装置は、モーターやファンの回転によって空気を排出します。しかし回転軸に重量の偏りが生じると、回転バランスが乱れ、振動が発生します。ベアリング(軸受)が摩耗した場合も、回転軸にがたつきが発生して振動が生まれます。
他にも、排気装置の共振や空気抵抗が発生している場合や排気経路に異物が詰まったケースでも、振動が発生しやすくなります。排気装置の振動が気になる場合には、まずモーター・ファンを点検しましょう。
ダクト内部を流れている気体の圧力が強まると、振動が発生することがあります。また、ダクト内部の流量が急激に変化する際に、一時的に振動が強くなることも。ダクトの振動がひどい場合は、ダクトの配置に無理があるために渦流音が発生しているかを調査しましょう。
風を送る送風機としての役割を担うブロワから振動が発生している場合は、風を発生させる際の回転音が原因として考えられます。羽根車とケーシング舌部が干渉すると音や振動が強まるため、確認が必要です。他にも、渦流音やボルトの締め付けの緩みが関わっていることもあります。
防振材は、比較的コストを抑えて導入できる防振対策方法です。モーター・ファンの振動がひどい場合は、ゴムやジョイントなどの防振材を取り付けることを検討しましょう。
もちろん排気装置はモーターやファンを使用しており、排気する過程である程度の振動が発生します。しかし大きな騒音が発生しているケースでは、排気装置の動作に支障をきたし、故障の原因となる可能性があります。
防振台は振動による騒音を軽減するために用いられ、地面との接地部分に空気バネや防振ゴムが取り付けられています。防振台に載せられるサイズの排気装置の場合は、有効な防振対策方法です。
定期メンテナンスで、ベアリングの摩耗やファンのアンバランス、ボルトの緩みなどを早期発見すれば、故障する前に対処できます。排気装置の故障による振動を対策することにつながるのです。
経年劣化が原因で振動が大きくなっている場合は、設備の交換を検討しましょう。使用している設備が古くなっている場合は、メンテナンスの実施や防振材・防振台の導入でも振動が改善しないことがあるからです。
排気装置の振動が大きくなった場合は、速やかな対策が求められます。問題を放置して使用し続けると、装置内部の空気抵抗が大きくなったり、設備が故障したりして性能が低下してしまうことがあります。振動が大きくなった場合は周辺機器に悪影響をもたらす恐れもあるので、早期に対策を実施しましょう。
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それぞれ排気装置の設置場所が違えば、機器の導入の際に検討するべきポイントも変わってきます。ここでは「製造現場」「研究現場」「塗装現場」それぞれの設置場所に合わせて、排気装置メーカー3社をご紹介します。
導入を考えている場所と排気装置の特徴を見比べて、自社に合った排気装置選びの参考になさってください。