作業空間で発生する化学物質や粉じんなどの有害物質を効率的に除去するために使用されるのが排気装置です。しかし、経年や使用環境により劣化が進み、性能の低下が見られるようになります。
ここでは、事前に確認しておきたい排気装置の耐用年数や使用寿命など、確認しておくべきポイントについて説明しています。
排気装置には税務上の減価償却に用いられる「法定耐用年数」が定められています。法定耐用年数とは、新品状態から継続的に利用可能とされる年数を指します。
資産ごとの法定耐用年数は国が定めています。
減価償却とは、その資産を取得する際にかかった費用を一括で計上するのではなく、所定の年数に基づく形で配分し、経費計上する会計処理のことです。ここでいう「所定の年数」が法定耐用年数にあたります。
ただ、あくまで会計処理上の目安年数であり、実際に装置を使用可能な年数である実用寿命とは異なる基準です。実際の運用年数が法定年数を超えるケースもありますが、不適切な扱いを受けた装置は早期に不具合が発生することもあります。
以下のページでは、集塵機の減価償却について詳しく紹介しています。こちらもぜひ参考にしてください。
排気装置にはさまざまな部品が使われており、それぞれ寿命の差があります。たとえば、装置本体は10年以上の耐用年数が見込まれる一方、フード・ダクト・ファンなどはそれよりも早い段階で交換や修繕が必要になるケースも珍しくありません。
これは、摩耗や汚れにより劣化しやすい部品であるためです。特に、高温・高湿度の環境では寿命が短くなる傾向があります。
排気装置を長期間安定して使用するためには、日常的に点検を行って異常がないか確認し、その記録を残すことが重要です。大きなトラブルが発生する前にいち早く検知できれば早期の修理対応が可能になるでしょう。
定期的に行う本格的な点検のほかに、ファンの異音や振動の有無、風量の変化などを日常的に確認しましょう。
以下では、プッシュプル換気装置の定期自主検査について確認しておきたいポイントを紹介しています。
排気装置の不具合を防ぐためには、年に1回程度、専門業者による総合的なメンテナンスを依頼しましょう。専門的な知識や技術を要する作業については、専門業者の対応が適しています。
自社で実施できるものに関しては、適切なタイミングでメンテナンスすることが重要です。排気装置の寿命を延ばすためには、フィルターや消耗部品の定期的な交換を意識しましょう。
排気装置のメンテナンス・点検に関する詳しい情報は以下からご確認いただけます。
排気装置の耐用年数は利用の仕方や環境によっても変わってくるため、法定年数のみを基準に判断するのは適切ではない場合があります。
できる限り排気装置を長持ちさせるためには、日々の使用状況に合わせた点検やメンテナンスを実施していきましょう。計画的に管理することで、長期にわたって効率的な運用の継続が期待されます。
当サイトではおすすめの設置業者をまとめているので、そちらも参考にしてみてください。
それぞれ排気装置の設置場所が違えば、機器の導入の際に検討するべきポイントも変わってきます。ここでは「製造現場」「研究現場」「塗装現場」それぞれの設置場所に合わせて、排気装置メーカー3社をご紹介します。
導入を考えている場所と排気装置の特徴を見比べて、自社に合った排気装置選びの参考になさってください。