ここでは集塵機の遠隔操作について解説するとともに遠隔機能を搭載した製品事例を紹介しています。
集塵機の遠隔操作は、離れた場所から集塵機を操作できる機能です。具体的には、各種機器からの信号で運転、停止、風量制御、フィルタークリーニングなどの操作を行えます。また、遠隔操作機能を搭載した集塵機の中には、情報通信技術を活用して、離れた場所からモニタリングを行えるものもあります。
遠隔操作機能を搭載した集塵機には、さまざまなメリットが期待できます。例えば、作業スタッフにかかる負担の軽減です。離れた場所から操作できるため、業務の効率化を図りやすくなります。
保守管理にかかる手間を減らせる点も魅力です。モニタリング機能を搭載している製品であれば、収集したデータをもとにメンテナンスが必要になる時期の予測が立てられます。メンテナンスの記録を残せる点もポイントです。
また、遠隔操作機能を搭載した集塵機の中には、異常を検出してPCなどに通知するものもあります。このような集塵機であれば、設置場所を巡回していなくても異常を早期に発見できます。
電源のオン・オフの管理がしやすくなる点もメリットです。工場の生産ラインに設置された集塵機の電源は、通常、生産ラインの電源とは別に管理する必要があります。そのため、電源のオン・オフを忘れてしまうことがよくあります。しかし、PLC制御を用いて集塵機と生産ラインの電源を連動させることで、生産ラインの電源がオンになると同時に集塵機の電源も自動的にオンになります。これにより、ケアレスミスを防ぎやすくなります。
小出力モーター(出力400W)と大型フィンを組み合わせて風量と静圧を高めた製品の事例です。コンパクトな本体サイズにより、作業台の下などにもスムーズに収納できます。さらに、防音設計が施されており、騒音値を65db(A)に抑えている点が特徴です。また、外部操作用基板を搭載しており、遠隔操作や生産ラインとの連動運転が可能です(電源配線が必要)。
参照元:有限会社秋山産業社(https://akiyama-sangyo.jp/industrial/other/small_dust_collector/index.html)
専用のリモートコントローラーを接続して遠隔操作する製品事例です。集塵機の操作などはスマートフォンやPCから行えます。複数の集塵機を扱う場合は、グループ単位で管理することも可能です。また、異常を検出してPCやスマートフォンに通知する機能、異常を放置している時間を可視化する機能なども搭載しています。集塵機を管理しやすくなる点も魅力です。
参照元:エムジオット株式会社(https://emsiot.jp/)
集塵機の遠隔操作機能は、離れた場所から電源を操作したり、風量を調整したりする機能です。作業の効率化、作業員の負担軽減を図りやすくなります。メンテナンス時期を予測したり、異常を通知したりする機能を搭載している製品がある点もポイントです。導入により、作業環境を大きく改善できる可能性があります。
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