小型集塵機とは、どのようなものなのでしょうか。ここでは、小型集塵機の特徴と製品事例を紹介しています。
小型集塵機は、コンパクトなサイズの集塵機で、主に限られたスペースでの粉塵の収集に使用されます。工場や作業室などで発生する粉塵を効果的に集めて取り除くことが可能です。例えば、歯科技工の作業室や各生産ラインに設置するのに適しています。その小さなサイズにより、作業台の下などの狭い場所にも収納でき、効率的な集塵ができます。
大型集塵機と小型集塵機にはそれぞれ異なる特徴があります。大型集塵機を工場に設置する場合、通常はダクトを分岐させるための配管工事が必要です。一方、小型集塵機はこのような配管工事を必要とせず、各生産ラインに直接設置することができます。これにより、小型集塵機は設置の手間が少なく、粉塵の収集能力を生産ラインごとに簡単に調整できる点がメリットです。小型集塵機はその機動性の高さから、小回りが利きやすいといえます。
小型集塵機には、風量で粉塵を吸い込むタイプ、圧力で粉塵を吸い込むタイプなど、さまざまな種類があります。用途や目的にあわせて、タイプを選択しやすい点は小型集塵機の魅力です。また、各製品の性能・機能はさまざまです。具体的には、静音性を高めたものやフィルターに付着したダストを自動で払い落とせるもの、手動で払い落とせるもの、集めた粉塵を簡単に処理できるものなどがあります。詳細を確認してから、導入することが大切です。
本体サイズと静音性にこだわった製品事例です。騒音値を65±2dB[A]以下に抑えており、作業台の下など狭いスペースに設置しても、音に悩まされることなく快適に使用できるのが特徴です。また、フィルターの払い落し機能は、手動振動と自動振動の2種類から選べるため、作業環境に合わせて柔軟に対応可能です。フィルターは、耐久性に優れた面積の大きなものを採用しています。
参照元:株式会社ケー・ブラッシュ商会(https://www.amano.co.jp/kankyo/product/dc/dc_s/vf-5n.html)
扱いやすさにこだわった製品事例です。レバーを動かすだけで、フィルターの払落しを行える機能を搭載しています。フィルターは、フィルターステイを外すと簡単に着脱できます。取っ手を引いてダストチャンバーを取り外せる点、ダストチャンバーに溜まったダストを手軽に処理できる点もポイントです。日々のメンテナンスを効率よく行えます。
参照元:株式会社スイデン(https://www.suiden.com/product/sdc-l400/)
小型集塵機は、コンパクトなサイズで設計された集塵機です。設置場所の例として、歯科技工の作業室や工場の各生産ラインなどが挙げられます。限られたスペースに設置できるため、狭い場所でも利用しやすいのが特徴です。製品によって性能や機能は異なるため、目的や用途に応じて適したものを選ぶことが大切です。
当サイトでは、排気装置のメーカーごとに製品情報を掲載しています。実際の設置事例や基礎知識も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
それぞれ排気装置の設置場所が違えば、機器の導入の際に検討するべきポイントも変わってきます。ここでは「製造現場」「研究現場」「塗装現場」それぞれの設置場所に合わせて、排気装置メーカー3社をご紹介します。
導入を考えている場所と排気装置の特徴を見比べて、自社に合った排気装置選びの参考になさってください。